あまり楽しい話題ではありませんので、投稿はやめようとも考えておりましたが、ドライブレコーダーの有効性に関しましては、皆様にお伝えすべき有用な情報となりますのでお伝え致します。
この事故は投稿時点から一月半以上前のものですが、当方過失なしの中、他人に大切にしている愛車を傷つけられるといった悔しさが未だ残ります。そのことから、私の腹の中をはき出したいという趣向もあることをお許し頂ければと思います。
事故の全貌が動画になっていますので、宜しければご覧ください。
走行中、ハザードを出して路肩に停車している車が見えましたので『電話でもしてるのか?』と普通思いますよね。
それで、安心しきってその車のよこを通り過ぎようとすると、その車が動き出したのが見えたのですが、ここで私が思ったのは、私のCX-5と併走するように路肩を走りながら、私が通過した後ろに極力ぴったり付けるのだろうということです。自分が相手車だとしてもそうしますからね。なるべく通過車に吸い付くように走行車線に入る方が、後続車にからむ危険が少ないですからね。
それが、ド~~ン、『えっ何?何?』とは私の心の声です。
聞けば、相手はユーターンしようとしていたのこと。『Uターンって、後続車の確認はしね~のかよ!』と怒鳴りそうでした。怒鳴れば、あおり運転の輩と大差無くなりますので、ここはぐっと堪えましたが・・・。
ただ一つだけ救われたのは、当方がドライブレコーダーを付けていたことです。追突以外では、なかなか相手の過失10:0にはならないそうですが、当方も走っている状態の側面衝突事故で相手の100%過失となったのは、ドライブレコーダーのおかげです。相手車がハザードのまま動き出していることや、当方には対向車があって、回避困難であった点が証拠として残り、相手保険会社も過失を認めざる終えなかったようです。『合図なしに走行車線に入ってきた』なんて言ってみても、みすみす保証金が大きくなるようなことを相手保険会社が認める筈がないのです。ドライブレコーダーにより、泣き寝入りの要素が潰されたことは有り難いことです。皆様もドライブレコーダーを搭載されることをお勧めします。今回の事故は基本8:2のパターンだったのですが、双方の修理代を8:2で分担すると、当方にも20万円くらいの負担となっていましたから、数万円のドライブレコーダーでそれを避けられたことはとても有り難いです。
但し、未だ悔しさ残るのは、当方の過失なしに、たまたまそこにいただけの見ず知らずの他人に大切な愛車に傷を付けられたことです。完全に修理されるならまだしも、サイドシルという骨格の部分を交換したために、私の愛車は修理歴有となってしまったのです。高速道路で走っても直進性その他の問題が無かったから良いという話ではありません。修理歴有の中古車は安いですよね。それは修復歴有車は下取り査定が安くなるからなのです。それを評価損と言いますが、評価損に関しては、相手保険会社には認められないのです。どうしてもというなら、裁判を起こすしかないでしょうが、裁判に勝ってもペイしにくいのです。裁判が終わるまでは、相手保険会社の支払いは停止されますので、修理もストップします。また、愛車が修理から戻るまでに使用するレンタカーの費用は事故後30日分までしか支払われません。ですから修理完了まで30日と考えると、裁判は起こせないのです。実に理不尽なことですが、自動車保険制度自体が、このように被害者が泣き寝入りしなければならない仕組みになっているのです。物損事故であれば、慰謝料も支払われませんので、評価損の分を埋める方法はないのです。
何はともあれ、今後は、加害者にならないような安全運転は当然ながら、危険を予測した運転により、極力事故に巻き込まれることも回避したいと思いました。